クレジットカードをたくさん持っている人が有効活用する方法を解説!

クレジットカードをたくさん持っている人が有効活用する方法を解説!

クレジットカードをたくさん持っている人もいますが、有効活用できているでしょうか。

本記事では、クレジットカードはひとりで何枚持てるのか?一般的な保持枚数はどれくらい?複数枚持つ場合のメリット・デメリットは?最大限、有効活用するためにはどうしたらいい?など、クレジットカードの気になるポイントについて解説しました。

クレジットカードをたくさん持つメリット・デメリット

クレジットカードをたくさん持つメリット・デメリット

クレジットカードをたくさん持ってる人は、どのような点にメリット・デメリットを感じて所持しているのでしょうか。

メリット

メリット
  • ポイントがサービスや店舗ごとに効率よく貯まる
  • 複数のブランドを便利に使い分けられる
  • それぞれのカードで異なる付帯サービスが受けられる
  • 1枚のカードが使えないときに他のカードが使用できる

クレジットカードは、カードごとにVISA・Mastercard・JCBなどの国際ブランドがあり、利用できる加盟店もそれぞれ異なるのです。

買い物やサービスを利用した際にポイントがつくかどうかや、ポイントの付与率もカードにより違い、提携サービスであれば高い付与率が期待できます。

カードごとに付帯する海外旅行保険や損害保険などのサービス、そのほかの特典も様々です。特徴の違うカードを複数持っていれば、使用するときに一番お得なカードを選ぶこともできますし、1枚のカードでは足りない範囲も他のカードがカバーしてくれる可能性があります。効率よくメリットを享受することができるでしょう。

また、紛失や磁器不良、不正利用の疑いで止められた、限度額オーバーだった、などカードが使えなくなるリスクは、いつでもあり得るでしょう。

万一、どれかのカードが使えないという事態になってしまった場合も、他のクレジットカードを持っていれば安心です。

デメリット

デメリット
  • 引き落としが煩雑になる
  • 紛失する恐れがある
  • 年会費がかかるカードもある
  • 貯めたポイントの管理に注意
  • 登録情報を変更する手続きが大変になる

デメリットとしては、たくさんのクレジットカードの管理をする手間が挙げられるでしょう。

利用代金の引き落としはクレジットカードごとに行われるため、引き落とし日や口座、金額を管理する必要があります。複数のカードを持っていると、紛失するリスクも高まりますし、年会費がかかるカードが多ければ合計金額が高くなってしまうかもしれません。

せっかく効率よく貯めたポイントが失効してしまわないよう、覚えておいて有効期限までに使う必要もあるでしょう。

氏名や住所などの登録情報の変更は、すべてのカードに対して行わなければならないため、転勤の多い仕事をしている人にとっては、その都度手間がかかります。

一般的なクレジットカード事情

一般的なクレジットカード事情

クレジットカードは何枚持てる?

個人でクレジットカードを作るときに、法律上は、保持する枚数の上限がありません。カード発行会社の審査に通れば、ひとりで何枚でも持つことができます。

ただし、年収、カードやローンの使用状況によって審査を通過できるかが変わるため何百枚も持つことは現実的ではないでしょう。

平均的な所有枚数

日本ではどの程度クレジットカードが普及していて、個人の平均的なクレジットカード所有枚数は何枚なのでしょうか。

一般社団法人日本クレジット協会が、毎年普及動向を知るために調査を実施し公表しているため、『クレジットカード発行枚数調査結果の公表について』を見てみましょう。

クレジットカードを発行する250社をあわせた発行総数は、2021年3月末時点で2億9,531万枚となり、日本国内の成人人口1人当たりでは平均2.8枚ずつ持っている計算になります。

平均より多い人も少ない人もいるでしょうが、クレジットカードを2・3枚持っている人は、決して少なくないのです。

有効的にクレジットカードを使うには

有効的にクレジットカードを使うには

クレジットカードをたくさん持っている人が、カードの機能を有効的に使うために、意識するべき点は3つあります。

支払いの延滞はしない

クレジットカードの利用状況・支払い状況などの信用情報は、各カード会社で共有されています。

1枚のカードで支払いを延滞してしまうと、すべてのカードに影響が出る可能性があるのです。それぞれのカードでは少額の利用であっても、金額を合計したときに予算以上に使用してしまっていた、という可能性もあります。

毎月無理なく支払いができる範囲で、計画的に利用するように気をつけましょう。定期的に利用状況をチェックする習慣を持つことで、万一不正利用があったときにも、見覚えのない利用履歴から気づきやすくなります。

特に、クレジットカードをたくさん持っていると、どのカードでいくらの引き落としがあるか、どの口座を使用しているか、それぞれの引き落とし日はいつか、といった情報管理が煩雑になりがちです。

勘違いで別の口座に入金していて引き落としができなかった、などということが起こらないよう、支払予定までしっかり管理しましょう。

複数の異なるブランドで持つ

クレジットカードはVISA・Mastercard・JCBなど、それぞれの国際ブランドごとに、独自の決済ネットワークを持っています。

各ブランドごとに加盟店と利用契約をしているため、店舗やサービスによってAのブランドのカードは利用できるが、Bのブランドのカードは利用できない、ということが起こる可能性があるのです。

日本国内だけでなく海外でも利用したいという人にとっては、国際ブランドごとに加盟店が多い国やエリアが異なる点も重要です。

複数のカードを所有するなら、使用可能範囲を広げるためにも、複数の異なるブランドでカードを発行することをおすすめします。

ポイントもうまく活用しよう

クレジットカードの利用で貯められるポイントには、利用時に現金のように使えるものから、引き落とし代金に充当できるもの、カタログ商品と交換できるものなど、さまざまな使い道があります。

貯めたポイントを、他の種類のポイントに交換できるサービスも広がっているため、よく使うポイントサービスに対応していれば、1つにまとめて利用するのも便利です。

うまく活用できれば、とてもお得に使えるのがクレジットカードのポイントですから、忘れずに使い切るようにしましょう。

クレジットカードは有効活用しよう

日本の成人人口1人あたり2.8枚という発行枚数を誇るクレジットカード。気軽に利用でき、メリットも多いため、ひとりで複数所持している人も多いでしょう。

持っている枚数が多いと、紛失のリスクやカードごとの利用状況の管理など、気を付けるべき点も出てきます。

支払いを延滞しない、複数の異なるブランドで発行する、貯まったポイントを忘れず活用する、といった方法で有効に利用することができるでしょう。

節税ハック編集部

節税ハック編集部

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