インデックス投資は難しい?投資初心者にもわかりやすくご説明します

インデックス投資は難しい?投資初心者にもわかりやすくご説明します

皆さんはインデックス投資をご存じでしょうか?
聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は投資初心者の方にはおすすめの投資手法です。

「聞いたことはあるけど、良く分からない」「投資を始めてみたいけど、何を始めたらいいのか、迷ってしまう」という皆さんに向けて、インデックス投資の仕組みや選び方について、わかりやすくご紹介していきます。

この記事ではこんなことがわかります。

  • インデックス投資とは
  • インデックス投資が初心者におすすめな理由
  • インデックス投資の選び方

インデックス投資は初心者におすすめの投資方法

インデックス投資は初心者におすすめの投資方法

インデックス投資とは

まず投資用語の「インデックス」とは、株式などの取引市場の全体的な値動きを示す言葉です。例えば、「日経平均株価」や「NYダウ平均株価」というような言葉がそれにあたります。

これらの言葉であれば、ニュースで聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

インデックス投資とは、これらの「市場全体の値動き」に連動した運用成果を目指す投資手法のことです。

インデックスファンドとアクティブファンドの違い

「インデックスファンド」とは「インデックス投資を行っている投資信託(ファンド)」のことです。

似た言葉として「アクティブファンド」がありますが、インデックスファンドが特定のインデックスと連動した投資成果を目指して運用されるファンドであるのに対し、アクティブファンドはインデックスを上回る投資成果を目指して運用されるファンドです。

それぞれの主な違いは「想定リターン」「リスク」「コスト」の3点が挙げられます。

想定リターン

まず「想定リターン」ですが、インデックスファンドが目指すのは「インデックスと連動した成果」であり、アクティブファンドが目指すのは「インデックスを上回る成果」ですので、投資がうまくいった場合のリターンはアクティブファンドのほうが大きくなります。

リスク

その反面、アクティブファンドは、投資がうまくいかなかった場合には、インデックスを下回る成果となってしまう可能性もありますので、「リスク」の観点では、アクティブファンドのほうが大きくなります。

コスト

またアクティブファンドは、成長が見込まれる銘柄の調査や分析に多くのノウハウと労力が投入されるため、一般的に購入時の手数料や信託報酬といった「コスト」が、インデックスファンドに比べて高くなっています。

インデックス投資が初心者におすすめな理由4選

インデックス投資が初心者におすすめな理由4選

比較的安定的な値動き

インデックスファンドは主要な市場の値動きへの連動を目指すため、インデックスを構成する多くの銘柄に分散して投資を行っています。

その結果、適切にリスクが分散されており、極端な値動きが起こりにくいという安定感があります。「まずは投資を始めてみたい」という方にとっては、この安定感はメリットと言えるのではないでしょうか。

手数料や信託報酬のコストが低い

インデックスファンドは多くの銘柄に平均的に投資を行っているため、個別銘柄に対する調査や銘柄の組み換えなどのコストが安く抑えられています。

その結果、投資家が負担しなければならない購入手数料や信託報酬といった直接的なコストも安く設定されている商品が多くなっています。

これらのコストは投資ではなく、運用会社に支払う費用ですので、安いほうが安心して始められるのではないでしょうか。

値動きが分かりやすい

インデックスファンドは「日経平均株価」や「NYダウ平均株価」などの特定の指標に連動する商品ですが、これらの指標はテレビやインターネットのニュースでも日々取り上げられやすい指標ですので、株価などの値動きを個別に調べなければならない商品に比べ、日々の値動きは分かりやすいと言えます。

このように特別に意識をしなくても値動きの情報を入手しやすいということも、インデックスファンドのメリットです。

投資知識が無くても始めやすい

インデックスファンドに限った話ではありませんが、投資信託という商品は「自分が投資したいテーマ」に沿った商品を購入し、それ以降の運用はプロにお任せするという投資商品です。

そのため、個別の銘柄に投資家自身が直接投資する株式投資などに比べ、専門的な知識がなくても始めやすい投資商品となっています。

インデックスファンドの選び方

インデックスファンドの選び方

投資対象

まずは「ご自身がどのインデックスに連動した成果を得たいのか」を決める必要があります。

身近なところでは日本の株式市場がわかりやすく、始めやすいと思いますが、同じ国内株式市場のインデックスでも、東京証券取引所第一部に上場している代表的な銘柄で構成された「日経平均株価(日経225)」や、同取引所に上場している全ての銘柄で構成される「東証株価指数(TOPIX)」といったものがあります。

他にも海外市場も視野に入れた場合は様々なインデックスがありますので、ご自身の興味のあるものがないか調べてみてください。

販売手数料や信託報酬のコストの低さ

投資対象のインデックスを決めて投資信託(ファンド)を調べ始めると、様々なインデックスファンドが出てくると思います。

どれが良いのか迷ってしまうかもしれませんが、一つの比較ポイントとして、販売手数料(購入手数料)や信託報酬を比べてみることをおすすめします。これらの費用は投資ではなく、運用会社に直接支払う費用ですので、安いファンドのほうが手軽に始められると言えます。

特に信託報酬は、そのファンドを所有している間は継続的に発生する固定費ですので、慎重に比較してみてください。

ファンドの運用純資産総額の大きさ

一般的に運用純資産総額が大きいファンドは、「それだけ多くの投資家から支持を得ているファンドである」と考えられます。

「まずは投資を始めてみたい」という投資初心者の方にとっては、運用純資産総額の小さなファンドよりも、大きなファンドを選ぶほうが安心できるのではないでしょうか。

インデックス投資で気軽に投資デビューしましょう

いかがでしたか?

投資初心者の方に向いていると言われるインデックス投資について、その仕組みや理由をわかりやすくご紹介してきました。人生100年時代と言われる世の中、投資による資産運用と財産形成は避けて通れない時代になってきています。

新しいことを始めるには不安がつきものだと思いますが、この記事を参考に、ぜひ投資デビューを検討してみてください。

節税ハック編集部

節税ハック編集部

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