株や不動産だけじゃない!知って得する投資の種類4選を紹介

株や不動産だけじゃない!知って得する投資の種類4選を紹介

投資といえば不動産や株式、FXなどが頭に浮かぶかもしれませんが、投資の種類はそれだけではありません。投資と一言にいっても投資対象や種類、さらにリスクやリターンもさまざま。

そこで今回は、投資の種類について詳しく解説していきます。

この記事では、こんなことがわかります

  • そもそも投資とは何か
  • 投資の種類4選とそれぞれの特徴
  • あなたにあったおすすめの投資の選び方

そもそも何のために投資するのか?

そもそも何のために投資するのか?

投資とは、企業などにお金を投じ、企業の業績に応じた利益の一部を得ることを目的とした行為です。

たとえば、企業側が手元に必要な資金が足りない場合、投資家や銀行に出資してもらい事業運営や新規事業に当てます。

投資する側は、将来投じた金額以上のお金が自分の手元に戻ってくることを期待して、企業に出資します。

このように、投資をすることで企業側にも出資する側にもメリットが生じるわけです。

しかし、デメリットもあります。

投資した企業が思うように業績が伸びなかった場合、投じた金額よりも少ない金額しか戻ってこないる可能性があります。また、最悪の場合、投資した会社が倒産しお金が戻ってこないということもあります。

つまり、投資をする際は必ず、このようなリスクがあることを理解した上で、投資先を決める必要があるのです。

では、具体的に投資にはどのような種類があるのでしょうか。

短期から長期まで、自分に合わせて運用期間を決められる株式投資

株式投資

企業が発行した株券を売買したり、配当金をもらったりすることで利益を得る株式投資。

株価は常に変動しており、株価が安くなったタイミングで購入し、高くなったタイミングで売却することで売却益を得ます。また、一定期間保有していると配当金を得ることができます。

株式投資の特徴

株式投資の最大の魅力は、購入した株券の値上がりにより大きな収益が期待できる点です。

値上がりによる利益に加え、企業によっては株主優待として、優待券やサービス券等を配布している場合もありますし、株主総会などに参加して経営戦略や人事に関する意思決定に関与することで、企業経営に参加することもできます。

反面、株式投資には投資先企業の業績悪化や日本や世界の世界情勢悪化により、購入した時よりも株価が値下がり、損失を抱えるリスクがあります。最悪の場合は、投資先の企業が倒産するリスクもあります。

また、株式投資には数十万円ほどの元手資金が必要となる点や、数多くある株の銘柄の中から株価の上がる企業を見極め選定することが難しい点もデメリットといえます。

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長中期で投資をしたいと考えている方には投資信託

「自分で運用するのは不安・・・。」という方は投資信託がおすすめです。

投資信託は、複数の投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、その資金を元に運用の専門家が株や債券などに投資、運用をします。

その運用で得た利益を、投資家の投資額に応じてそれぞれ分配、還元する仕組みとなっています。

投資信託の特徴

投資信託の最大のメリットは、運用のプロが自分の代わりに資産運用を行っておこなってくれる点です。そのため、他の投資とは違い専門知識が全くなくても始められる、という点で投資初心者におすすめです。

もう一つの特徴が、分散投資が簡単にできるという点です。

投資の格言に「卵は一つのカゴに盛るな」という言葉があります。

一つのカゴに盛っておくと、そのカゴを落とした時すべての卵が割れてしまうリスクがありますが、別のカゴに分散しておけば落としたカゴの卵以外は割れることがない、投資も同じく分散して置くことが大事である、という意味です。

投資信託の商品によっては、一つの商品で運用する金融商品や投資地域を、さまざま取り交ぜてなもので運用することでリスクを分散しているものもあり、少ない資金で手軽に分散投資ができるメリットがあります。

しかし、運用の専門家が運用するとはいえ、経済状況や運用の失敗などから損失が出るリスクはあります。

また、投資家が運用の専門家を雇っているような仕組みなので、運用益に応じて専門家に報酬(信託報酬)を支払う必要があります。

関連記事 : 投資信託で思わぬ損をしないためには | メリット・デメリットをFPが解説

投資資金に余裕がある、子や孫の代までの超長期での資産運用をしたい方には不動産投資

不動産投資

不動産を購入し、第三者に貸し出すことで家賃等を利益として受け取る不動産投資。

投資の方法としては、土地や建物を買う現物投資、投資用マンションの経営、アパートや駐車場の経営などがあげられます。

また、所有した不動産の価値が買った時よりも高値になったタイミングで売却することで得られる売却益を得る方法もあります。

不動産投資の特徴

不動産投資の最大のメリットは、現物の資産を保有できることです。また、個人の資産としてではなく、子や孫にも引き継いで運用することも可能です。

さらに、保有している不動産を人に貸し家賃収入を得ることで、安定的な収入の確保ができます。

不動産を貸し出している間は収入が確保できるため、不労所得として老後生活の資金に充てることも可能です。

万が一、不動産投資ローンの返済中に投資家本人が亡くなった場合、ローンの残りは0になり、残された家族は引き続き家賃収入を得ることができます。売却すれば売却益を得ることができるので、生命保険の代わりにもなるのです。

しかし、不動産投資には利益が出る不動産を見極めるための不動産に関する知識と、効率よく利益を出すための金融知識が必要です。

また、初期費用も高額な上管理費や修繕費などの固定コストもかかるため、資金にある程度余裕がないと参入のハードルは高いといえます。さらに、台風や地震などで不動産がダメージを受けるリスクや借主がいない場合の空室リスクも考えられます。

つまり、長期的に運用でき安定的な収入を確保できる可能性があるとともに、資金面やリスク面でデメリットが生じるのも不動産投資です。

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不動産投資ってどんなもの?不動産投資の基本を解説

副業で始めることも可能!フランチャイズ投資

フランチャイズ投資

フランチャイズは、加盟店契約をした本部の商品や販売方法を利用し事業運営を行うことで、本部のブランド力を利用しながら収益を得ます。

フランチャイズには大きく分けて二つのタイプがあります。

一つ目は本部から商材やノウハウを提供してもらい、自分でフランチャイズ店を運営するもの。

二つ目は、運転資金や経営管理のみを自分で行い、運営は本部に任せるものです。

前者は、開業をしたいけど不安、業界未経験で研修なども受けたいという方におすすめです。一方、後者は時間がないけど副業はしたい、将来的にはフランチャイズで開業したいが経営をおこなうにはまだ不安という方におすすめです。

自店舗運営型のフランチャイズの特徴

本部のブランド力や経営ノウハウを取得できるので、本部の知名度が高ければ既存の客がついていることもあり、集客もしやすく、開業時から運営が安定しやすいことが特徴です。

また、開業前後には本部から資金面や経営面でサポートを受けられる点も、フランチャイズのメリットといえます。

しかし、フランチャイズでは毎月本部にロイヤリティを支払わなければならない場合があります。

業種によってロイヤリティはさまざまですが、収益を圧迫する可能性もあります。他にも加盟金や保証金など、開業時に多額の初期費用が必要になります。

また、本部のブランドイメージを守りながら運営していく必要があるため、自由度は低く自分の思うような店舗経営はできないこともあります。さらに本部や系列店での不祥事や風評被害などで、自店舗の集客や売上に影響が出る場合もあります。

本部運営型のフランチャイズの特徴

本部運営型の場合は、文字通り運営も本部におこなってもらうため、自分で運営をするよりも気軽に始めることが可能です。初期投資はかかりますが、その他の作業は本部がほぼ全ておこなうため、株式投資のように手軽に始めることができます。

また、運営は本部が行うため拘束時間もありません。さらに、慣れるまで本部に運営を任せ、慣れた後は自分で運営していく方向にするということも契約にはよっては可能です。

デメリットとしては、自分ですべて運営するよりも本部へ支払う経費が多くなるため、実際に売上が上がっても利益は少なくなってしまいます。

また、運営を委任する本部を見極めることが重要になるため、本部選定が難しくなる点もデメリットとなるでしょう。

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まとめ

投資には今回紹介したもの以外にも債券やFX、金などさまざまな種類があります。そして、投資をする人の資産状況や投資の目的によっておすすめの投資が違います。

まずは自分がどのような目的で投資をしたいのか、自分のリスク許容度はどのくらいなのかを明確にする必要があります。

目的が定まらなければ、運用期間も運用金額も定まらず、結果的に何に投資をしたら良いのかわからなくなってしまうからです。

投資の種類にはそれぞれメリットとデメリットがあります。 運用方法を一つに絞る必要はないので、自分に合った投資をうまく組み合わせて運用してみるのも良いのではないでしょうか。

庄司里紗

庄司里紗

大学卒業後、広告代理店に営業事務として就職。妊娠を機に退職。専業主婦となり、家計管理を任される。
しかし、子供2人分の教育費、住宅費、老後資金とお金の不安は増えるばかり。
そこでお金について勉強するため2級FP技能士を取得。現在は、子育てをしながらFPとして活動中。

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