即時償却のメリットとは何か?結論:節税効果を早期に得られます

即時償却のメリットにとは何か?結論:節税効果を早期に得られます

即時償却は設備投資を行った際、その初年度に投資を行った額全てを経費として計上ができる制度のことを言います。

即時償却を利用することで、節税効果を早期に得られることが一番のメリットになりますが、メリットはそれだけではありません。

そこで、この記事では即時償却について深堀りしていきどんな効果がありどのように活かせるのかを解説していきます。

この記事ではこんなことがわかります。

  • 即時償却とはなにか
  • 即時償却のメリット
  • 自分にも活用することができるのか

即時償却のメリットは3つあります

メリット

結論からお伝えします。

即時償却のメリットは3つあります。

1つずつ詳しく見ていきます。

①前倒しで経費を計上できる

即時償却の1つ目のメリットは「前倒しで経費を計上できること」です。

一般的には、設備投資は設備ごとの耐用年数に応じ、一定の金額を減価償却費として計上していきます。

即時償却はそれらと違い、設備投資をした初年度に一括で減価償却費として経費計上できます。

よって、利益額を圧縮することができますので、納める法人税を少なくすることができます。

つまり、これは「節税効果が高い」ということになります。

②節税効果が高い

1つ目のメリットにひも付き、即時償却の2つ目のメリットは、「節税効果が高い」になります。

もう少し具体的に言うと、「節税効果を早い段階で得られる」ということになります。

例えば、利益がかなり出そうな年に、戦略的に設備投資をおこない、即時償却を利用すると、その年の税金をぐっと抑えられることがあります。

必要な設備投資を利益が出た年におこない、それを即時償却することによって、もったいない資金流出を防ぐことができます。

これは経営上とても大事なことですよね。

即時償却を戦略的に使うことができれば、節税効果を早い段階で得られ、自社のキャッシュフローを楽にすることができます。

③早期にキャッシュを回収することができる

1つ目、2つ目のメリットにひも付き、即時償却の3つ目のメリットは、「早期にキャッシュを回収できること」です。

即時償却を使い、その年の法人税の負担を減らすことができたら、本来は払う予定だったお金を手元に残せることになります。

通常の減価償却で1年目に手元に残るお金より、即時償却をして1年目に手元に残るお金の方が多くなるというシンプルな話です。

手元にお金が多く残れば、そのお金で次の投資をおこなったり、複数の選択肢が取れるようになります。

以上が即時償却の3つのメリットです。

戦略的に使えば、必ず役立つものになってきます。

それではここから更に即時償却について理解を深めていただくため、改めて「即時償却とはなんなのか?」といった内容について見ていきたいと思います。

そもそも即時償却とはなんなのか?

即時償却とは、その名の通り、「即時」に「償却」できるものです。

「即時」とは初年度を指します。

ですので、通常の減価償却とは違い、初年度に一括で経費計上できるものが即時償却になります。

例えば、わかりやすく、1000万円の機材を、10年の耐用年数で買ったとします。

通常の減価償却でしたら1年目100万円、2年目100万円、3年目100万円、4年目100万円・・・10年目100万、となります。

即時償却でしたら、1年目1000万円、2年目以降0円、となります。

これが即時償却の概要です。

次に、即時償却ができるおすすめの節税方法について見ていきたいと思います。

即時償却できるおすすめの節税方法は?

即時償却できるおすすめの節税方法は?

①工場や店舗の設備購入

製造業の工場や作業場、小売業の店舗などの設備・アイテムは即時償却の対象となります。

例えば以下のようなアイテムです。

  • 工具
  • 器具備品
  • ソフトウェア(システムなど)

基本的に生産、販売のために購入したものは対象となります。

逆に、建物や福利厚生施設に関する投資、事務用品は対象外です。

これらは生産や販売に直接関係がないと判断されるからです。

今必要な設備を効果的に即時償却し、節税していくことは合理的な方法です。

②太陽光発電の導入

太陽光発電を導入し、エネルギーを販売する投資がここ最近流行しています。

太陽光発電のメリット・デメリットは別途調べていただければと思いますが、太陽光発電のための機材購入は即時償却が可能です。

もちろん、買っただけではダメですが、買った後、事業とし使用すれば即時償却でき、購入費用の全てを初年度に経費計上可能です。

③コインランドリーの(フランチャイズ)経営

太陽光発電の導入同様、コインランドリーの(フランチャイズ)経営も注目を集めています。

理由は即時償却の対象となることはもちろん、毎年の利回りも8%〜15%を得られるような安定性があるからです。

もちろん、コインランドリーの規模や立地条件にもよりますが、10%程の安定した利回りを獲得しているケースも多いです。

他の店舗ビジネスと違い、人件費も基本的には必要なく、無人で運営できることも魅力です。

人件費が不要の無人運営で、即時償却ができ、投資したお金が収益として返ってくるような仕組みが、今コインランドリー経営が注目を集めている理由です。

以上が即時償却できるおすすめの節税方法3つです。

次に、即時償却のデメリットについても見ておきたいと思います。

即時償却のデメリットはなにか?

即時償却のデメリット

既に述べたように、即時償却は通常の減価償却と違い、初年度に一括で経費計上するものです。

逆を言えば、初年度にまとめているので、翌年以降は節税効果がなくなります。

これが即時償却のデメリットです。 (デメリットというか、仕組みとしての話です)

耐用年数トータルでの金銭的メリットはありません。

あくまでも、早くするか、数年にわけてするか、というだけの話です。

即時償却は戦略的に使えば大きなメリットとなりますが、何か税金や支払い額が減ったりするものではありません。

この点は勘違いしないようにしましょう。

即時償却のメリットおさらい

①前倒しで経費を計上できる

即時償却の1つ目のメリットは、「前倒しで経費を計上できること」です。

②節税効果が高い

即時償却の2つ目のメリットは、「初年度の節税効果が高い」になります。

③早期にキャッシュを回収することができる

即時償却の3つ目のメリットは、「早期にキャッシュを回収できること」です。

重要な点は、これらメリットを自社に合う形で戦略的に使うことです。

自社の経営状況や利益額によって使い方を検討していきましょう。

まとめ

この記事では《即時償却のメリットにとは何か?結論:節税効果を早期に得られます》についてまとめてきました。

戦略的に使うことができれば大きなメリットとなる一方、翌年以降のことも考えて使っていかないと意味のないものになってしまうのが即時償却です。

しっかりと理解して活用していきましょう。

節税ハック編集部

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