ガチャガチャ投資とは?始め方と収益シミュレーションを解説

ガチャガチャ投資とは?始め方と収益シミュレーションを解説

駅やスーパーなどに、ガチャガチャが置いてあるのを目にすることがあります。ガチャガチャは子供だけでなく大人にも人気があり、投資としてガチャガチャの本体を設置することも可能です。

この記事では、本体と景品を設置して売上を得る、ガチャガチャ投資について解説します。

この記事ではこんなことがわかります。

  • ガチャガチャ投資のメリット・デメリット
  • ガチャガチャ投資の始め方、初期費用の目安
  • 売上のシミュレーション

ガチャガチャ投資(ガシャポン投資)とは

ガチャガチャ投資(ガシャポン投資)とは

ガチャガチャ投資(ガシャポン投資)とは、ガチャガチャの本体を設置してカプセルトイを販売し、利益を得る投資のことです。

ガチャガチャは子供だけでなく大人にも人気があり、500円や1,000円といった高額商品が景品になっていることもあります。近年、市場規模は拡大傾向にあり、カプセルトイ市場は2022年で720億円(製造元出荷ベース)という調査データもあります。

参照:カプセルトイ市場動向調査・令和4年度(2022年)結果報告公開  製造元出荷ベースでの市場規模は約720億円

カプセルトイ市場は拡大傾向にあるので、本体の設置場所や景品内容によっては、ガチャガチャ投資で大きな利益を得られる可能性があります。

ガチャガチャ投資のメリット

ガチャガチャ投資のメリットは、メンテナンスや維持、運営の負担が比較的少ない点にあります。

投資未経験でも始めやすい

ガチャガチャの本体を設置し、ときどき商品補充や清掃、売上金の回収を行うだけで、基本的に放置の状態で運営が可能です。

スタッフの人件費といった経費が不要なので、投資未経験でも始めやすいというメリットがあります。

ガチャガチャのに電気代がかからない

ガチャガチャの本体は電気を使わないので、電気代も不要です。

一般的に店舗の運営などでかかる電気代の相場は、店舗の売り上げの3%以下とされています。たとえば、月の売り上げが100万円の店舗の場合で計算をすると3~5万円程度となります。

ただし、ガチャガチャ本体の維持費とは別に、売り上げの重要なポイントとなる設置場所の場所代として売上の10〜20%程度を収めなければならないという点に留意しておく必要があります。

ガチャガチャ投資のデメリット

ガチャガチャ投資のデメリットは、想定よりも売り上げが伸びない可能性があること、商品の補充状況によっては売り上げがゼロになるという点です。

条件によって売上が伸び悩む恐れも

本体を設置して商品を補充しても、人通りが少なかったり、景品に魅力を持ってもらえなかったりすると、思うように売り上げが伸びないこともあります。

また、本体が空になっているのに商品の補充を忘れると、補充するまで売り上げはゼロになってしまうので注意が必要です。

設置前、設置中も市場の調査や分析は必須

本体の設置場所やカプセルトイの種類を決めるため、ガチャガチャの本体を設置する前に調査や分析が必要となります。

また、商品補充や売り上げ回収の時間も取れないほど忙しい人には、ガチャガチャ投資は不向きだと言えます。

ガチャガチャ投資を始めるには

ガチャガチャ投資を始めるには

ガチャガチャ投資は、以下の手順で始めます。

ガチャガチャ投資を始める手順
  1. 設置場所を決め、交渉する
  2. ガチャガチャ本体を入手する
  3. ガチャガチャの景品を選定し、購入する
  4. ガチャガチャ本体を設置する

ガチャガチャの設置場所は、スーパーやショッピングモール、ゲームセンターなど人の往来が多い場所がおすすめですが、条件のいい場所は場所代が高くなる可能性もあります。

自分の店舗を持っている場合は、ガチャガチャを設置することで投資だけでなく店舗への集客効果も期待できます。

ガチャガチャ投資に必要な初期費用

ガチャガチャ投資を始めるには、以下の初期費用が必要です。

ガチャガチャ投資の初期費用

  • 本体費用
  • 景品(カプセルトイ)費用

本体費用は、1台あたり数千円〜数万円程度が相場です。景品は、50個5,000円という風にまとめて売られていることが多く、ネットショップや問屋から購入が可能です。

ガチャガチャ投資は、数万〜10万円程度の初期費用で始められます

初期費用をあまり用意できない場合は、少ない台数から始めて徐々に拡大していくのも1つの方法です。

ガチャガチャが売れた場合の収益シミュレーション

ガチャガチャが売れた場合の収益シミュレーション

ガチャガチャが売れた場合の収益シミュレーションとして、1台だけ本体を設置した場合の収益の例を下記の価格設定だと仮定し、以下に記載します。

  • カプセルトイ仕入れ価格:1個150円
  • ガチャガチャ1回の価格:300円
【1日5個売れた場合】
  • 1ヶ月の売り上げ:300円×5個×30日=45,000円
  • 場所代(売り上げの20%の場合):9,000円
  • 仕入れ価格150円×150個=22,500円

上記の金額から、45,000円−(9,000円+22,500円)=13,500円が1ヶ月の利益となります。ガチャガチャの本体台数が増え、景品が順調に売れれば、利益をさらに増やすことが可能です。

まとめ

ガチャガチャ投資は、本体と景品を設置するだけで始めることができ、定期的に景品補充と売上の回収を行うだけなので、比較的手間のかからない投資です。

初期費用は基本的に本体と景品の費用のみで、ランニングコストは場所代と景品の仕入れ費用のみなので投資資金がそこまで多くなくても始めやすいのがメリットです。

ただし、ガチャガチャ投資で効率的に売上を伸ばすには、場所と景品の選定が重要となります。また、景品補充と売上回収のための時間を定期的に取ることも必要です。ガチャガチャ投資を始める際は、設置場所の分析や収益シミュレーションを十分に行うことをおすすめします。

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節税ハック編集部

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