ジム経営を考えている場合、開業のためにどれくらいの費用が必要なのか、また運営のために毎月どれくらいの費用がかかるのか気になるところです。
ジムの初期費用や運営費用は、個人経営かフランチャイズ経営かによって異なります。また、ジムの規模によっても変動します。
この記事では、ジム経営の初期費用と運営費用についてや、費用を抑えてジム経営をするポイントについても解説いたします。ぜひご参照ください。
目次
ジムの経営にかかる費用の目安
ジムの経営には、大きく分けて初期費用（開業資金）と運営費用がかかります。ジムの規模や個人経営、フランチャイズ経営の場合で初期費用や運営費用の目安が異なります。
ジムの初期費用と運営費用について、ジムの規模別の目安や費用の内訳について解説します。
初期費用（開業資金）の目安は300万円〜
ジムの開業資金の目安は、小規模のジムであれば300万〜500万円程度です。大規模なジムであれば、初期費用に500万〜3,000万円ほどかかる場合があります。
- 物件取得費
- 内装工事費
- 機材、設備費
- （フランチャイズの場合）加盟金
物件を賃貸する場合、数ヶ月分まとめて賃料を支払わなければならない場合もあり、その分初期費用が発生します。
運営費用の目安は100万円程度
ジムの運営費用の目安は、月100万円程度です。主に以下のような項目で費用が発生します。
- 物件の賃貸料
- 人件費
- 水道光熱費
- （フランチャイズの場合）ロイヤリティ
24時間営業の場合も、店舗スタッフやトレーナーは必要なので人件費がかかります。ただし、小規模ジムや無人店舗であれば人件費を抑えることが可能です。
また、プールをつけると水道費が多く発生しますが、シャワーのみやシャワーなしのジムであれば水道費も抑えることができます。
24時間型ジムの経営を始める方法
24時間型ジムの経営を始める方法は、大きく分けてフランチャイズで始めるか、個人経営で始めるかの2種類があります。
フランチャイズならびに個人経営のジム経営における、メリット・デメリットを解説します。
フランチャイズ
フランチャイズ契約とは、個人や法人が本部とフランチャイズ契約を交わし、ブランド名やサービス、運営サポートを受けてジム経営をする業態です。
ロイヤリティを支払う必要がありますが、知名度のあるフランチャイズであれば販促に手間や費用をかけなくてもある程度の集客が期待できるのがメリットです。また、トレーニングや運営に関するノウハウを本部から教えてもらえるので、未経験でも参入しやすいというメリットがあります。
ただし、本部の意向に沿う必要があるので、自由度の高い経営が難しい場合があります。また、フランチャイズ本部や他の加盟店が不祥事を起こした場合、ブランドイメージが下がり集客力が落ちる可能性があるという点がデメリットです。
個人経営
個人経営は、物件探しや契約、内装工事、設備投資などを全て自分で行い、経営する形式です。フランチャイズのように本部がいるわけではないので、柔軟な経営が可能です。また、フランチャイズのようなロイヤリティも不要です。
ただし、トレーニングや運営についてなど全て自力で学ぶ必要があります。フランチャイズのように、本部のブランド名や設備、ノウハウを使えるというメリットは得られません。経営が軌道に乗るまで、自力で試行錯誤が必要です。
費用を抑えてジム経営を始める方法
初期費用に余裕がなかったり、毎月の経営で大きな赤字を出すのを回避するために、費用を抑えて開業、運営する方法を解説します。
初期費用を抑えるならフランチャイズがおすすめ
初期費用を抑えてジム経営を始めるなら、フランチャイズ契約がおすすめです。
加盟金を払う必要はありますが、物件取得費用や工事費用を支援してくれたり、設備を通常よりも安く仕入れられる場合があるので、初期費用を抑えられる点がメリットです。
また、本部のブランドを使用でき、運営のノウハウも学べるため、初心者でも利益を上げやすく失敗のリスクを回避しやすいというメリットがあります。
小規模な経営からはじめる
初期費用や運営費用を抑えるために、小規模な経営から始めるという方法もあります。
ジムが大規模になると、初期費用だけでなく、毎月の賃貸料や水道光熱費、人件費がかさみます。最初は小規模なジムの経営からはじめ、経営のノウハウや集客のコツなどをつかみながら徐々に拡大していくのがおすすめです。
まとめ：フランチャイズ経営はコインランドリーもおすすめ
ジムの開業費用や運営費用は、ジムの規模で異なります。費用を抑えて経営する場合は、小規模なジムから始めて徐々に拡大するのがおすすめです。
また、フランチャイズ経営か個人経営かでも開業費用や運営費用が異なります。フランチャイズ経営の場合は、設備を安く仕入れられたり、物件取得や工事費を本部が支援してくれる場合があるので、個人経営よりも費用を抑えて開業できる可能性があります。
フランチャイズ経営は、コインランドリーの経営もおすすめです。人気のフランチャイズの比較や、フランチャイズの種類については以下の記事で詳細に解説しているので、ぜひご参照ください。